外国人観光客の受け入れ再開を前に実施している試験的な団体旅行で、タイから大分県を訪れている客の1人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。観光庁によりますと、この客を含むグループのツアーを中止しましたが、来月10日からの受け入れ再開の方針に変わりはないとしています。
新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、観光庁の試験的な団体旅行で今月27日にタイから訪れ、大分県内に滞在していた客の1人です。
観光庁によりますとこのツアー客は30日、のどの痛みを訴え、医療機関で抗原検査を受けた結果、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。
この客は合わせて4人のグループで参加していましたが、観光庁はこのグループのツアーを中止しました。
感染した客の症状は軽く、宿泊療養用のホテルに入ったほか、同行していたほかの3人の客は濃厚接触者に当たるとして、別のホテルで待機しています。
来月10日から添乗員付きのツアー客に限って外国観光客の受け入れを再開する方針に変わりはなく、今回は一連の対応をツアーの添乗員が行ったということで、観光庁は感染の疑いが出る場合に備え旅行会社向けのガイドラインを作成したいとしています。
-- NHK NEWS WEB