ネパール中部で29日、乗客乗員合わせて22人が乗った小型機が墜落し、これまでに21人の死亡が確認されました。
ネパールの航空当局によりますと、現地時間の29日午前10時前、ネパールの首都カトマンズから西におよそ200キロのところにある観光地ポカラを離陸した民間の航空会社「タラ航空」の小型機が、離陸からおよそ10分後に連絡が取れなくなりました。
小型機にはネパール人とインド人、それにドイツ人の乗客19人と乗員3人が乗っていて、北部のジョムソンに向かっていたということです。
軍などが周辺を捜索したところ、30日の朝にポカラからおよそ160キロ離れた山中に小型機が墜落しバラバラになった機体が発見されました。
現場ではこれまでに21人の死亡が確認されました。
当局は残る1人の捜索を続けるとともに、事故の原因を調べています。
当時、周辺の天候は悪かったということです。
ヒマラヤ山脈など8000メートル級の山々があるネパールは天候が変わりやすく、山の中にある滑走路は離着陸が難しいとされ、これまでも航空機の事故がたびたび起きています。
-- NHK NEWS WEB