国内の主な自動車メーカーの先月の生産台数は、8社のうち6社が前の年の同じ月を下回りました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う中国・上海の外出制限で部品の調達が滞ったことが自動車の生産に大きく響きました。
国内の主な自動車メーカーは30日、先月の国内外の生産台数を発表しました。
それによりますと、
▽ホンダが54%、
▽マツダが49%、
▽三菱自動車工業が31%、
▽日産自動車が26%、
▽トヨタ自動車が9%、
▽スズキが4%、
前の年の同じ月よりもそれぞれ生産を減らしました。
これは世界的な半導体不足に加え、新型コロナの感染拡大に伴う中国・上海での外出制限で、部品の調達が滞ったことが大きく響いたためです。
一方、前の年に生産の落ち込みが大きかった
▽SUBARUは63%、
▽ダイハツ工業も4%、
それぞれ増加しました。
中国・上海の当局は、1日以降、全面的に企業活動の再開を認めるとする方針を示していて、今後、国内メーカーの生産回復につながるかが焦点です。
-- NHK NEWS WEB