ミャンマーの最大都市ヤンゴン中心部のバス停で31日爆発があり、1人が死亡、9人がけがをしました。
軍によるクーデター後の混乱が続くミャンマーでは軍と軍に反発する民主派の間で衝突が続いていますが、公共の場で一般の市民を無差別にねらったとみられる爆発が起きるのはまれで現地では衝撃が広がっています。
ミャンマーの国営テレビによりますと、31日午後3時半ごろヤンゴン中心部のバス停で爆発があり、1人が死亡、9人がけがをしました。
現場は車や人が多く行き交う大通りにあるバス停で、現地からの映像にはけが人が救急車に運び込まれる様子が写っています。
犯行を主張する声明は出ていませんが、軍の統制下にある国営テレビは爆発物を使った民主派勢力によるテロ行為だと、伝えています。
これに対し、民主派勢力の側は地元の独立系メディアに対し、民主派の犯行を装った軍の仕業だと批判しています。
クーデター後の混乱が続くミャンマーでは軍と民主派の間で衝突が続いていますが、公共の場で一般の市民を無差別にねらったとみられる爆発が起きるのはまれで現地では衝撃が広がっています。
現場の周辺には日系企業のオフィスもあり、ヤンゴンにある日本大使館は現地の日本人に対して近づかないよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB