自動車メーカーのホンダは、燃料ポンプの不具合で「N-BOX」など8車種で最悪の場合エンジンが止まるおそれがあるとして、21万台余りのリコールを国土交通省に届け出ました。
リコールの対象になるのは、平成30年3月から同じ年の12月までに製造された、ホンダの「N-BOX」や「N-WGN」など8車種の21万9000台余りです。
国土交通省によりますと、対象の車では燃料タンクのポンプの中にあるガソリンを吸い上げるための樹脂製の羽根車に不具合があり、使用を続けると変形することがあるということです。
最悪の場合、ポンプの動作に支障が出てエンジンが止まるおそれがあり、事故の発生の報告はないものの、エンジンがかからないケースなどが68件寄せられているということです。
この部品の不具合について、ホンダは去年3月とおととし5月にも4車種の乗用車を対象にリコールを届け出ていて、その後の会社の調査で今回対象となる車種でも不具合があることが分かったということです。
ホンダは準備ができしだい、全国の販売店などを通じて対象の車の修理を無料で行うことにしています。
-- NHK NEWS WEB