任意団体の全国郵便局長会が郵便局長向けに作成したマニュアルで、後継者となる人に政治活動への理解を深めてもらうよう求めていたことについて、金子総務大臣は3日の閣議のあとの会見で、郵便局長の採用を決めている日本郵便の選考に関係していたのかなど、報告を受けたうえで、対応を検討する考えを示しました。
任意団体の全国郵便局長会は、郵便局長向けのマニュアルの中で、後継者となる人には政治活動の歴史や必要性などを説明し、日本郵便が行う選考の前に面接をするよう促していたことが分かっています。
これについて金子総務大臣は、3日の閣議のあとの会見で「個別の企業の人事採用に関することであり、まずは会社みずからが説明すべきと考えている」と述べました。
そのうえで「日本郵便において現在、マニュアルの内容を精査中と聞いている。総務省はその結果と局長採用との関連などの事実関係について報告を受けることとなっている」と述べ、こうしたマニュアルが郵便局長の採用を決めている日本郵便の選考そのものに関係していたのかなど、報告を受けたうえで、監督官庁として対応が必要か検討する考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB