インド北部にある化学工場で爆発があり、少なくとも8人が死亡、15人がけがをし、現地の警察が爆発の原因を詳しく調べています。
インド北部のウッタル・プラデシュ州にある化学工場で4日、突然爆発が起きました。
現地の警察によりますと、少なくとも従業員8人が死亡し、15人がけがをしたということです。
現場からの映像では、爆発の衝撃で工場の屋根が吹き飛び骨組みだけが残されている様子や、がれきの中で消火活動にあたる消防隊員の姿が確認できます。
爆発があった工場は電子機器を製造する会社が所有していて、現地の警察は、どのような化学物質が使われていたかを含め、爆発の原因を詳しく調べています。
インドでは、2019年8月にも西部の化学工場で爆発が起きて少なくとも6人が死亡しています。
また、同じ年の9月に北部にある爆竹工場であった爆発では少なくとも20人が死亡するなど、インド国内の工場での爆発事故がたびたび起きていて、背景には、安全基準の順守の不徹底や、当局による検査の甘さなどがあると指摘されています。
-- NHK NEWS WEB