政府は10日から外国人観光客の受け入れをおよそ2年ぶりに再開します。松野官房長官は地域経済の活性化につながることに期待を示すとともに、感染防止対策の徹底などを盛り込んだガイドラインを旅行会社が順守するよう、周知に取り組む考えを示しました。
政府は新型コロナの水際対策として停止していた外国人観光客の受け入れについて、およそ2年ぶりに10日から再開します。
これに関連して松野官房長官は、9日午前の記者会見で「旅行者数や経済効果について現時点で定量的には申し上げられないが、海外では訪日旅行の予約が順調である旨の報道もあり、訪日旅行再開が地域経済の活性化などにつながることを期待している」と述べました。
また、受け入れ再開を前に、観光庁が旅行会社向けのガイドラインを公表したことを踏まえ「感染拡大防止のために留意すべき事項や陽性者発生時を含む緊急時の対応に関し、観光関係者が取るべき対応を整理しており、各関係者がガイドラインの内容を十分に理解し、順守していただくよう引き続き周知に努めていきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB