7日、東京 渋谷区でタクシーに乗っていた際に運転手に暴行を加えてけがをさせたうえ、そのままタクシーを奪って逃走したとして、65歳の会社役員が強盗傷害の疑いで逮捕されました。調べに対し「酒に酔っていて記憶にない」と容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、映像制作会社の社長で東京 港区の前嶋輝容疑者(65)です。
警視庁によりますと、7日の午後9時ごろ、渋谷区でタクシーに乗っていた際、50代の運転手に殴る蹴るの暴行を加えてけがをさせたうえ、そのままタクシーを奪って逃走したとして強盗傷害の疑いが持たれています。
暴行を受けた運転手が交番の近くにタクシーを止め、通報しようと車から降りたところ、社長がみずから運転して走り去ったということです。
社長はその後、港区の自宅マンションに帰宅しましたが、無人のタクシーが敷地内にドアが開いた状態で止まっているのを妻が見つけて不審に思い、管理人を通じて警視庁に通報したということです。
調べに対し「酒に酔っていて記憶にない」と容疑を否認しているということです。
当時、社長の呼気からは基準のおよそ4倍のアルコールが検出されたということで、警視庁は酒気帯び運転の疑いでも捜査しています。
-- NHK NEWS WEB