クラウドファンディングを運営する東京の会社の元社員が、一般の人たちから寄せられた資金のうち、およそ2500万円を不正に着服したとして業務上横領の疑いで逮捕されました。
調べに対し「競馬に使う金が欲しかった」と供述しているということです。
逮捕されたのは、東京 渋谷区にあるクラウドファンディングの運営会社「CAMPFIRE」の元社員、菅坂博史容疑者(43)です。
警視庁によりますと、3年前の2019年、一般の人たちから寄せられた資金のうち、合わせておよそ2500万円を4回にわたって不正に着服したとして、業務上横領の疑いが持たれています。
元社員は経理を担当していましたが、社内調査で不正が発覚し、おととし11月に懲戒解雇されていました。
会社では、さまざまな事業の提案者に代わってクラウドファンディングを運営する業務を行っていますが、元社員は寄せられた資金を提案者に送金したように装い、一部をみずからの口座に振り込んでいたということです。
調べに対し「競馬に使う金が欲しかった」と容疑を認めているということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB