アメリカのバイデン政権は、外国から航空機で入国する際に義務づけていた新型コロナウイルスの検査の陰性証明を不要にすると発表しました。
新たな措置は現地時間の12日から適用されます。
アメリカ・ホワイトハウスの報道担当者は10日、ツイッターへの投稿で、外国から航空機で入国する際に義務づけていた出発前1日以内の新型コロナウイルス検査の陰性証明について不要にすると発表しました。
アメリカCDC=疾病対策センターは新たな措置はアメリカ東部時間の12日から適用されるとしています。
陰性証明の義務づけを撤廃する理由についてCDCはワクチンの普及などによって「アメリカでの死亡や重症化のリスクが下がったため」と説明しています。
ただ、複数のアメリカのメディアは、入国する外国人にワクチン接種の完了を原則として義務づける措置は継続すると伝えています。
入国の際の陰性証明をめぐっては旅行者数の回復を望む航空会社などから撤廃を求める声があがっていました。
CDCは、この新たな措置について、感染状況をみながら継続するかどうか判断していくとしています。
-- NHK NEWS WEB