SBIホールディングス傘下の新生銀行は、3万5000件余りの口座で、投資信託の取得金額の計算に誤りが見つかったことを明らかにしました。これらの口座の持ち主は、納税額の修正などが必要になるおそれがあるということです。
新生銀行は、投資信託の口座のうち、売却益などにかかる税を簡単な手続きで納められる「特定口座」について、2013年末までに開設し、取り引きを始めた5万9000件余りで投資信託の取得金額の計算に誤りがあった可能性があることがわかり、詳しい調査を進めてきました。
その結果、3万5000件余りで誤りが見つかり、過小もしくは過大に納税した額は合わせておよそ800万円に上るということです。
これらの口座の持ち主は、今後、納税額の修正などが必要になるおそれがあるということで、会社では、国税庁などと協議し、対応の詳細が決まりしだい、対象者に連絡するとしています。
新生銀行は「お客様に多大なるご迷惑とご心配をおかけし、心よりおわび申し上げます」としています。
-- NHK NEWS WEB