7月行われる京都の※祇園祭の山鉾巡行に山鉾の1つ、「鷹山」(たかやま)がおよそ200年ぶりに復帰することから、「鷹山」が設置される場所近くでは、周囲にかけられていた電線やケーブルが撤去され、巡行に向けた環境が整いました。
※祇園祭の山鉾の1つ「鷹山」は、江戸時代後期に風水害の影響で損傷して以来、山鉾巡行には参加しなくなりましたが、7月、196年ぶりに復帰することになりました。
復元された「鷹山」は、屋根の上に「真松(しんまつ)」と呼ばれる木が設置され、高さはおよそ17メートルある大きなものとなっています。
「鷹山」は、7月18日に京都市中京区の三条通沿いに建てられ、24日に行われる後祭(あとまつり)の山鉾巡行に人がひいて参加しますが、周囲の8か所で電線やケーブルが妨げになることが懸念されていました。
このため、道路を管理する京都市が電力会社や通信会社など合わせて5社に協力を求めた結果、別のルートを使って電気や通信を確保することになり、懸念されたところでは15日まで半年をかけて、順次、電線やケーブルが撤去されました。
-- NHK NEWS WEB