17日の東京株式市場、景気減速への警戒が強まって日経平均株価は一時、700円以上値下がりしましたが、日銀の金融政策決定会合の結果が公表されると、株を買い戻す動きも出て値下がり幅は縮小しました。
17日の東京株式市場は、イギリスやスイスの中央銀行が相次いで利上げを決めたことなどを背景に、急速な金融引き締めによる世界的な景気減速への警戒が強まり、日経平均株価は一時、700円以上値下がりしました。
その後、日銀が大規模な金融緩和策を維持することを決めると、金融引き締めへの警戒感がいくぶんか和らぎ、値下がりした銘柄を買い戻す動きも出ました。
▽日経平均株価、17日の終値は16日より468円20銭安い、2万5963円。
▽東証株価指数=トピックスは31.91下がって、1835.90。
▽一日の出来高は18億6965万株でした。
市場関係者は「日銀の決定を受けて値下がりした銘柄を買い戻す動きが出たものの、世界経済の先行きへの警戒感は根強く、買い注文の広がりは限定的だった。きょう開かれる黒田総裁の会見を前に、積極的な取り引きを控える投資家も多かった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB