この春、卒業予定の大学生の就職内定率は、先月1日の時点で90%を超え、比較が可能な平成12年以降で最も高くなっています。
厚生労働省と、文部科学省が全国の大学生4700人余りを抽出して調査した結果、先月1日の時点の就職内定率は90.6%と、去年の同じ時期を2.8ポイント上回りました。内定率が改善するのは6年連続で、比較が可能な平成12年以降では、最も高くなっています。
地域別では、関東と近畿がいずれも91.9%と最も高く、次いで中部が91.5%、北海道・東北が89.7%、九州が86.8%、中国・四国が86%で、すべての地域で前の年を上回っています。
厚生労働省は「人手不足への懸念から企業の採用意欲が高まっている結果、内定率が上昇した」と、分析しています。
-- NHK NEWS WEB