国から支給される「持続化給付金」の不正受給事件で逮捕・起訴された東京国税局の職員が、ほかにもうその申請をして100万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで再逮捕されました。
再逮捕されたのは、横浜市にある東京国税局鶴見税務署の職員、塚本晃平容疑者(24)です。
警視庁によりますと、おととし、個人事業主を装い、新型コロナウイルスの影響で事業収入が大幅に減ったという、うその申請をして国の持続化給付金100万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
塚本職員は今月、証券会社の元社員らとともに持続化給付金を不正に受給したとして、逮捕・起訴されていました。
この事件では、これまでに17人が検挙されていて、職員は、申請に必要な確定申告の書類の偽造を担当していたということです。
警視庁は、グループが大学生を中心とする若者を勧誘して、うその申請をさせ、これまでに合わせて2億円を不正に受給した疑いがあるとみて調べています。
職員は調べに対し、黙秘しているということです。
-- NHK NEWS WEB