東京・葛飾区は、区内に住む妊婦を対象に、区内を運行するバスを無料で利用できる乗車証を発行する方針を決めました。
葛飾区によりますと、この無料の乗車証「マタニティパス」は、ことし秋ごろから、区内に住む妊婦を対象に、母子健康手帳を交付する際などに発行する予定だということです。
マタニティパスは、区内を運行する5つのバス会社の合わせておよそ50の路線で利用でき、有効期限は発行から10か月間にするということです。
葛飾区では、自転車に乗りにくくなるなど外出が難しくなる妊婦に、病院への通院や買い物などに活用してもらおうと、マタニティパスの発行を決めたということで、およそ1800人の利用を見込んでいます。
区によりますと、こうした制度は都内では初めてだということで、区は「子どもを安心して産み育てられる環境づくりを整備していきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB