兵庫県尼崎市のすべての市民の個人情報が入ったUSBメモリーが一時紛失した問題を受け、金子総務大臣は、地方自治体に対し、情報セキュリティー対策を改めて徹底するよう求める考えを示しました。
兵庫県尼崎市では、市が業務を委託していた会社の関係者が、46万人余りのすべての市民の氏名や住所、生年月日などの個人情報が入ったUSBメモリーを一時紛失しました。
この問題について、金子総務大臣は、閣議の後の記者会見で「自治体が住民情報などの重要な情報を適切に管理することは極めて重要であり、情報流出事案が起こってしまったことは大変残念だ」と述べました。
そのうえで「これまでも各自治体に対して、委託事業者による事案を防止するため十分な対策を講じるよう求めてきたが、引き続き、情報セキュリティー対策が適切に行われるよう、しっかりと取り組んでいく」と述べ、地方自治体に対し、情報セキュリティー対策を改めて徹底するよう求める考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB