28日のニューヨーク外国為替市場では、日本とアメリカの金利差が拡大するとの見方を背景に円相場は一時、1ドル=136円台前半まで値下がりしました。
28日のニューヨーク外国為替市場では円を売ってより利回りが見込めるドルを買う動きが出たことから、円相場は一時、1ドル=136円台前半まで値下がりしました。
外国為替市場では先週、1ドル=136円台後半まで円安が進み、およそ24年ぶりの円安ドル高水準を更新したあと、円を買い戻す動きも出ましたが、この日は再び円が売られました。
また、ニューヨーク原油市場では国際的な原油価格の指標となるWTIの先物価格が一時、1週間ぶりに1バレル=112ドル台まで上昇しました。
中国政府が新型コロナウイルスの対策として海外からの入国者に義務づけている隔離の期間を短縮する方針を発表したことをきっかけに、経済活動の正常化が進み、原油の需要が高まるとの観測が出たことが背景です。
このほか、ニューヨーク株式市場では消費者の景況感を示す経済指標が市場の予想を下回ったことを手がかりに売り注文が増え、ダウ平均株価は一時、500ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
終値は前日と比べて491ドル27セント安い、3万946ドル99セントでした。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も前日と比べて2.9%の大幅な下落となりました。
-- NHK NEWS WEB