千葉市の市立病院で、医師の資格がない臨床工学技士が、手術中に医師に代わって皮膚の縫合を行っていたことが病院への取材で分かりました。
病院は患者に謝罪するとともに、担当の医師や技士を処分しました。
千葉市美浜区の市立海浜病院によりますと、去年7月、患者の体に埋め込まれたペースメーカーの部品などを交換する手術が行われました。
この手術で、ペースメーカーが正常に作動するか確認するために立ち会っていた病院の臨床工学技士が、手術中に担当の医師に代わって皮膚の縫合を行ったということです。
ことし1月に千葉市に匿名の情報が寄せられ、病院が外部の有識者を含む検討委員会を設置して調査した結果、医師や技士が事実関係を認めたということです。
-- NHK NEWS WEB