この春卒業する高校生の就職内定率は94%と、24年ぶりの高い水準になっています。
厚生労働省が全国のハローワークを通じて調べた結果、この春卒業予定で、就職を希望している全国の高校3年生17万5688人のうち、ことし1月末の時点で就職が決まっているのは、16万5083人で、就職内定率は94.0%でした。これは、去年の同じ時期を0.4ポイント上回り、平成5年以来24年ぶりの高い水準になっています。
都道府県別で内定率が最も高かったのは、福井で98.5%、次いで香川が98.0%、新潟と愛知が97.6%でした。一方、低かったのは沖縄の76.2%、高知の84.5%、神奈川の87.6%でした。
厚生労働省は「これまで大学生しか採用しなかった企業が、人手不足を見込んで高校生も採用する動きが全国的に見られ、内定率の上昇につながっているのではないか」と分析しています。
-- NHK NEWS WEB