政府は、東京電力の管内に「電力需給ひっ迫注意報」を発令し、4日間家庭や企業に節電を求めてきましたが、30日午後6時で解除すると発表しました。
節電への協力が得られたことに加え、ほかの電力会社からの電力融通や運転を停止していた火力発電所の再稼働などで需給のひっ迫回避にめどがたったためとしています。
今週はこの時期としては異例の暑さが続きました。
冷房などの使用が増えて電力需給が厳しくなると見込まれたことから、政府は6月26日に、新たに設けた「電力需給ひっ迫注意報」を初めて東京電力の管内に発令し、4日間にわたって家庭や企業に節電を求めてきました。
30日も朝から電力需給は厳しい状況が続きましたが、ほかの電力各社からの融通や千葉県の火力発電所の運転再開などでひっ迫回避にめどがたったためとして政府は30日午後6時で注意報を解除すると発表しました。
政府は7月1日以降について熱中症に警戒し、冷房を適切に使用しつつ、無理のない範囲で節電への協力を求めています。
-- NHK NEWS WEB