この夏に国内旅行に出かける人は、新型コロナウイルスの感染拡大前の水準に、ほぼ戻るという見通しを大手旅行会社がまとめました。
JTBは、宿泊施設の予約状況や経済指標などをもとに、7月15日から8月末までに夏休みを利用して旅行に出かける人は7050万人と推計しました。
このうち、国内旅行は7000万人と、感染が拡大する前の3年前の同じ時期の96.7%の水準まで回復するとしています。
一方、海外旅行は50万人で、入国制限を緩和する国が増えていることから、去年の5倍余りに増えると見込んでいます。
また、インターネットで行ったアンケート調査で「旅行の日数」を尋ねたところ、回答した980人余りのうち、1泊という答えは35.7%と、去年より6.2ポイント減りました。
その一方で、
▽2泊が3.5ポイント増えて33.1%
▽3泊が3ポイント増えて18.3%となり、
旅行日数を増やし、より遠くに旅行する傾向が見られるということです。
今月に入って、全国の感染者数が増加していることについて、調査した旅行会社は「需要は堅調だが、感染者の増加には慎重な声もでている」としています。
-- NHK NEWS WEB