全面復旧の発表まで86時間かかる大規模な通信障害を起こしたKDDIは、高橋誠社長をトップとする専門チームを新たに設置し、原因の究明や具体的な再発防止策の検討を急ぐことになりました。
KDDIによりますと、専門チームは、高橋社長以下、技術や営業、広報といった幅広い部署の社員で構成し、合わせて100人規模だということです。
今月2日の未明に発生してから全面復旧の発表まで86時間かかった大規模な通信障害について、原因の究明や通信設備の強化など、具体的な再発防止策の検討を急ぐことにしています。
また、利用者への周知が十分ではなかったという指摘を踏まえ、顧客対応の改善策についても議論するということです。
今回の通信障害をめぐってKDDIは、最大3915万の利用者に影響が及んだ可能性があるとしていて、専門チームとは別に補償も含めた検討を進めています。
会社は、総務省に対して、来月1日までに「報告書」を提出する方針で、これを受けて総務省は行政指導などを検討することにしています。
-- NHK NEWS WEB