安倍元総理大臣が奈良市で演説中に銃で撃たれ死亡した事件で、逮捕された容疑者の親族の関係者が取材に応じ、容疑者は母親が破産した時期に、悩みを抱えていたと聞いたと証言しました。
この事件で逮捕された奈良市の無職、山上徹也容疑者(41)の親族の関係者が12日夜、取材に応じました。
この関係者は「およそ20年前に容疑者が悩みを抱えていると聞いた」と証言しました。
同じ時期に容疑者の母親は自己破産していて、警察の調べに対して山上容疑者は「母親は宗教団体に多額の寄付をするなどして家庭生活がめちゃくちゃになった」と供述していることがわかっています。
親族の関係者は当時の容疑者について「母親の宗教のことで悩んでいたと思う」と証言しています。
また容疑者と最後に会ったのはおよそ8年前で、このときは「派遣会社で働いている」と話していたということです。
-- NHK NEWS WEB