12日のニューヨーク原油市場は、世界的に景気が減速して原油の需要が落ち込むことへの警戒から、国際的な指標となるWTIの先物価格が一時、1バレル=95ドル台まで下落しました。
12日のニューヨーク原油市場は、原油価格の国際的な指標になっているWTIの先物価格が前日の1バレル=104ドル台の水準から一時、95ドル台まで下落しました。
これはヨーロッパやアメリカ、それに中国でも景気が減速し、原油の需要が落ち込むという見方が広がったためです。
市場関係者は「世界的に景気の先行きに対する警戒感が根強い。バイデン大統領が今週、中東を訪問しサウジアラビアに求めるとみられる原油増産の結果に関心が集まっている」と話しています。
一方、12日のニューヨーク株式市場は、インフレが長期化することへの警戒などから売り注文が増えて、ダウ平均株価の終値は前日と比べて192ドル51セント安い3万981ドル33セントでした。
-- NHK NEWS WEB