アメリカのインターネット通販大手、アマゾン・ドット・コムは、有料会員を対象とした毎年恒例の夏のセールで、日本を含め世界各国でこれまでで最も多い、3億点以上の商品が売れたと発表しました。
消費データの調査会社は、世界的なインフレを背景に、食品などの生活必需品を優先して買い求める客が多かったと分析しています。
アマゾン・ドット・コムは、今月12日と13日の2日間、有料会員を対象とした毎年恒例の夏のセールを日本を含む世界各国で行い14日、結果を発表しました。
それによりますと、家電や日用品などの売れ行きが好調で、この時期のセールとしてはこれまでで最も多い、3億点以上の商品が売れたということです。
これについて、消費データの調査会社は、世界的なインフレが消費行動に影響したと答えた人が、全体の83%にのぼったなどと指摘しています。
このため、1点当たり20ドル以下の食品など、比較的安い生活必需品の注文がおよそ6割に上ったということです。
アマゾンは、売り上げの額を公表していませんが、調査会社は、このセール時期のアメリカ全体のネット通販の売り上げについて、前の年の同じ時期と比べて8.5%多い、119億ドル、日本円にしておよそ1兆6000億円にのぼり過去最高になったとしています。
-- NHK NEWS WEB