安倍元総理大臣が奈良市で演説中に銃で撃たれ死亡した事件で、容疑者が前日に銃の試し撃ちをしたと供述している現場で弾が当たったような跡が6つ確認されました。
元総理大臣を撃った銃は1回に6個の弾丸が発射される仕組みになっていたとみられ、警察は同じ銃で試し撃ちをした可能性があるとみて調べています。
7月8日、奈良市で演説をしていた安倍元総理大臣が銃で撃たれて死亡した事件で、警察は奈良市の無職、山上徹也容疑者(41)を逮捕して殺人の疑いで捜査しています。
山上容疑者は事件前日の午前4時ごろに奈良市にある「世界平和統一家庭連合」、旧統一教会の施設が入った建物に向けて銃の試し撃ちをしたと供述していて、警察は15日、改めて現場検証を行いました。
警察によりますと、これまでの検証で隣にある会社の壁に弾が当たったようなあとが6つ確認されたほか、弾丸のようなものも数個見つかったということです。
また、試し撃ちをしたとみられる時間帯に周辺の複数の住民が銃声のような爆発音が1回したのを聞いているということです。
安倍元総理大臣を撃った銃は1回に6個の弾丸が発射される仕組みになっていたとみられ、警察は容疑者が同じ銃で試し撃ちをした可能性があるとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB