民事再生法の適用を申請した自動車部品大手のマレリホールディングスは、取引先の金融機関から4000億円を超える債権放棄を受ける再生計画が裁判所から認可されたと発表しました。
国内外で3000人規模の人員削減を進める予定で、計画どおり経営再建が進むかが今後の焦点です。
マレリは、日産自動車の子会社「カルソニックカンセイ」などを前身とする、マフラーなどが主力の大手自動車部品メーカーで、新型コロナの影響で経営が悪化し、先月、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。
関係者によりますと、負債総額は1兆円を超えるとみられます。
会社は、より短期間で手続きが進められる「簡易再生」を申し立て、再生計画が19日の債権者集会で90%以上の債権者の同意を得たうえで裁判所から認可されたと発表しました。
-- NHK NEWS WEB