山口県宇部市が、来月の介護保険料を徴収する際の事務を誤り、5万人分の介護保険料合わせておよそ5億4000万円を徴収できなくなったことがわかりました。市は対象者に納付書を発送して、銀行などで直接納付してもらうことにしています。
これは19日、宇部市の篠崎市長が記者会見をして明らかにしました。
それによりますと、年金から介護保険料が天引きされている65歳以上の高齢者のうち、前の年の所得が変わるなどした4万9469人の来月分の介護保険料、合わせて5億3921万円余りが徴収できなくなったということです。
市の担当者が、来月分の介護保険料の金額を日本年金機構に送信する際、誤ったデータを参照し、金額欄がゼロになっていることに気付かなかったことが原因だということです。
市は、対象者に納付書を発送して銀行やコンビニなどで、直接納付してもらうことにしています。
-- NHK NEWS WEB