19日のニューヨーク株式市場は、アメリカで続く記録的なインフレや金融引き締めの影響による企業業績の悪化への警戒がいくぶん和らぎ、ダウ平均株価は700ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
19日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて754ドル44セント高い3万1827ドル5セントと大幅な値上がりとなりました。
市場では、アメリカで続く記録的なインフレや金融引き締めの影響による企業業績の悪化が警戒されていましたが、先月までの3か月間の各企業の決算内容を踏まえて警戒がいくぶん和らぎ、幅広い銘柄に買い注文が膨らみました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も3.1%の大幅な上昇となりました。
市場関係者は「投資家の間で企業の業績が想定より悪化しないのではないかという見方が出たことが、株価の上昇につながった。ただ、市場ではインフレと金融の引き締めがアメリカの景気を後退させることへの警戒が根強く、株価の上昇が今後も続くかどうかは不透明だ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB