韓国のパク・チン外相は19日朝、日韓議員連盟の会長を務める自民党の額賀元財務大臣らと東京都内のホテルで、およそ40分会談しました。
この中でパク外相は、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題について「日本企業の資産が『現金化』される前に、望ましい解決策を求め、韓国内で官民合同の協議会をつくって努力している。日本側からも誠意あるリアクションをいただければありがたい」と述べました。
これに対し額賀氏は「政府間でも前に進めていくことは共有したということなので、議員連盟としてもサポートしたい」と応じました。
また額賀氏によりますと、パク外相は、慰安婦問題について「2015年の日韓合意は尊重するつもりだ。合意の基本的な精神だった、被害者の尊厳と気持ちを大切にする形で解決策をつくっていきたい」と述べたということです。
額賀氏は記者団に対し「ロシアによるウクライナ侵攻や安全保障上の問題がある中、隣国であり価値観を共有する韓国ときちんとした岩盤をつくったうえで、課題に取り組んでいくのが基本だ」と述べました。
-- NHK NEWS WEB