22日のニューヨーク外国為替市場では、アメリカの企業の景況感を示す経済指標が市場の予想を下回ったことをきっかけに景気減速への懸念からドルを売って円を買う動きが出て円相場は一時、およそ2週間ぶりに1ドル=135円台半ばまで値上がりしました。
22日のニューヨーク外国為替市場では、この日に発表されたアメリカの企業の購買担当者の景況感を示す経済指標が市場の予想を下回ったことをきっかけに、アメリカの景気減速への懸念が広がりました。
債券市場でアメリカの国債が買われ、長期金利が一時、2.7%台まで低下したこともあってドルを売って円を買う動きが出て、円相場は一時、およそ2週間ぶりに1ドル=135円台半ばまで値上がりしました。
外国為替市場では、このところ円安が進み、円相場は先週、およそ24年ぶりに1ドル=139円台まで値下がりしましたが、急速な円安にひとまず歯止めがかかりました。
市場関係者は「このところ発表されているアメリカの景気に関する経済指標が相次いで市場の予想を下回っていることもあって、ドルが売られやすい状況となっている。市場ではアメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が来週開く金融政策を決める会合の結果に関心が集まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB