マイナンバーカードの普及に向けて携帯大手の全国の販売店で、27日からカードの申請に必要なオンラインでの入力手続きを無料でサポートするサービスが始まりました。
このサービスは、携帯電話の販売代理店で作る業界団体と、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯大手3社が総務省の委託を受けて、27日から来年3月下旬まで行います。
サービスは3社が展開する全国の販売店およそ8000店舗で受けることができ、カードの申請を希望する人が販売店を訪れると、店員がスマートフォン上で申請画面を表示させ、氏名や住所などの入力を一緒に進めてくれるほか、顔写真の撮影など申請に必要な作業をサポートしてくれます。
携帯電話の契約をしていなくても申請用のスマートフォンが用意されているほか、自分と異なる携帯会社の販売店でも対応してくれます。
ドコモショップ五反田店の山野法道店長は「お客様が来店のついでに申請ができる仕組みなので、積極的にご案内していきたい」と話しています。
マイナンバーカードをめぐって政府は、最大で2万円分のポイント還元を受けられる「マイナポイント第2弾」を先月30日から始めるなど、さらなる普及を目指していますが、カードの交付率は25日の時点で45.7%にとどまっていて、こうした取り組みを通じ申請を促したい考えです。
-- NHK NEWS WEB