ドイツを訪れている安倍総理大臣は、メルケル首相とともに情報通信に関する産業見本市を視察に訪れ、企業関係者に対し、最新の技術を活用し、環境問題などを日本とドイツで主導して解決していきたいという考えを示しました。
ドイツを訪れている安倍総理大臣は日本時間の20日午後、北部ハノーバーで開幕した情報通信に関する世界最大級の産業見本市の会場をメルケル首相とともに視察に訪れ、出展している各国の企業関係者を前にあいさつしました。
この中で、安倍総理大臣は「ビッグデータや人工知能などの新たな技術と従来から培ってきた産業技術をつなげ、エネルギー環境問題や少子高齢化などの社会問題を解決していくことが大切だ」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「ドイツと日本は高度な産業技術を有するなど、さまざまな共通点があり、日独両国で協力し力強く世界をリードしていきたい」と述べました。
安倍総理大臣は20日夜、メルケル首相との首脳会談に臨み、北朝鮮やシリア情勢など、国際社会が直面する安全保障上の課題について意見を交わすとともに、保護主義的な主張が勢いを増す中で、日本やドイツが重視する自由貿易の推進に向けた方策などについて意見を交わすことにしています。
-- NHK NEWS WEB