国内の主な自動車メーカーのことし1月から6月までの半年間の生産台数は、8社のうち6社が前の年の同じ時期を下回りました。半導体不足に加え、中国 上海の外出制限などで部品の調達が滞ったことが影響しました。
主な自動車メーカー8社の発表によりますと、半年間の国内外の生産台数は、
▽マツダが前の年の同じ時期より18.3%減少したのをはじめ、
▽日産自動車が14.5%
▽ホンダが10.2%
▽三菱自動車工業が8.7%
▽トヨタ自動車が3.4%
▽ダイハツ工業が1.8%減少しました。
世界的な半導体不足に加え、新型コロナの感染拡大に伴う中国 上海での外出制限などで、取引先からの部品の調達が滞り、各社が減産を余儀なくされたためです。
▽スズキは、主力のインド市場で生産が伸びて4.8%増加したほか、▽SUBARUも0.9%増えました。
自動車の生産は、国内で新型コロナの感染が再び拡大している影響で、一部のメーカーが国内工場の稼働を停止するなど、依然として先行きが見通せない状況が続いています。
一方、販売面で見ると、トヨタ自動車は、ことし1月からの半年間の世界での販売台数が、ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体で513万台余りとなりました。
ドイツのフォルクスワーゲングループを上回って、この時期の販売台数として、3年連続で世界トップとなる見通しです。
-- NHK NEWS WEB