中国共産党で党幹部の汚職摘発などを担う中央規律検査委員会は、現職の工業情報化相を規律違反などの疑いで取り調べていると発表しました。現職閣僚が取り調べを受けるのは異例で、習近平指導部は、5年に1度の共産党大会を控え党内の引き締めを一層図っているものとみられます。
中国共産党の中央規律検査委員会は28日、肖亜慶 工業情報化相を規律違反や違法行為の疑いで取り調べていると発表しました。違反の具体的な内容については明らかにされていません。
肖氏は、アルミニウム生産大手の国有企業の幹部などを務めたあと2年前から産業育成や情報通信分野などを担う工業情報化相を務めています。
中国で現職閣僚が取り調べを受けるのは異例で、規律違反などの疑いで取り調べを受けると立件される可能性が高いとみられます。
-- NHK NEWS WEB