排ガスと燃費の不正なデータを国に提出し、トラックなどの出荷の停止が続く日野自動車は、2日夕方、小木曽聡社長が記者会見を開き、特別調査委員会による原因究明などの内容を説明することにしています。
日野自動車はことし3月、エンジンの排ガスと燃費に関する不正なデータを国に提出していたことが発覚し、車の販売の許可にあたる認証が取り消された大型と中型トラックなどの出荷の停止が続いています。
この問題で会社側は、外部の有識者でつくる特別調査委員会を設置して原因の究明を進めてきましたが、その報告書がまとまったとして、2日午後4時から記者会見を開くと発表しました。
会見では、調査委員会の弁護士らも出席して、不正が始まった時期や原因、再発防止策などについて説明することにしています。
日野自動車は、出荷の停止によって大型と中型トラックの国内での販売台数が半分にまで落ち込み、取引先の部品メーカーや販売会社などに影響が広がっています。
2日の会見で出荷の再開の見通しや、小木曽社長をはじめとする経営陣の責任について、どのような説明が行われるのかが焦点となります。
-- NHK NEWS WEB