アメリカの航空機大手、ボーイングは二酸化炭素の排出量を削減できる航空機の代替燃料などの研究開発拠点を名古屋市に開設すると発表しました。航空機の代替燃料の確保を急ぐ日本の航空業界との連携を強化し、ビジネスを拡大するねらいがあるものとみられます。
ボーイングは1日、新たな研究開発拠点を協力関係にある企業が多い名古屋市に開設し、二酸化炭素の排出量を削減できるとされる航空機の代替燃料「SAF」や、航空機の電動化など、脱炭素につながる研究開発を進めると発表しました。
また、日本で「SAF」の国産化を目指す団体に加わり、協力を拡大していくということです。
「SAF」をめぐっては世界的に需要が高まり、日本でも十分な量を確保することが課題となっています。
ボーイングとしては、航空機の代替燃料の確保を急ぐ日本の航空業界との連携を強化することで、ビジネスを拡大するねらいがあるものとみられます。
-- NHK NEWS WEB