DVDレンタルや書籍販売などの「TSUTAYA」を展開する会社は雑誌や書籍を幅広く発行している「徳間書店」を傘下に収めたことを21日正式に発表し、出版社のコンテンツを生かした店作りや関連イベントなどで集客力の強化を図ることになりました。
発表によりますと、「TSUTAYA」を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」は、子会社の「カルチュア・エンタテインメント」を通じて提携関係にある「徳間書店」の議決権のある株式の96%余りを取得して傘下に収めました。
徳間書店は、週刊誌の「アサヒ芸能」や、アニメーション関連の「アニメージュ」など雑誌や書籍を発行していますが、出版物の売り上げが落ち込む中、業績の低迷が続いていました。
一方、カルチュア・コンビニエンス・クラブは、DVDレンタルなどの「TSUTAYA」や「蔦屋書店」を展開していますが、ネット通販との競争が激しくなっています。
このため、カルチュア・コンビニエンス・クラブは、傘下に収めた徳間書店の雑誌や書籍などのコンテンツやノウハウを店作りや関連するイベントなどに活用することで集客力の強化を図りたい考えです。
-- NHK NEWS WEB