大手銀行などが主導するスマートフォンを通じた個人向けの送金サービスが10月にスタートすることになりました。大手銀行など、一部の銀行は手数料を無料にする方針で、サービスがどこまで普及するか注目されます。
このサービスは、10万円以下の個人間の送金を対象とし、大手銀行の三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそななどが共同で設立した決済サービス会社を通じてことし10月11日から、順次、スタートします。
各銀行のスマートフォンのアプリを通じて携帯電話の番号やメールアドレスなどを入力することでこれまでより安い手数料で手軽に送金が可能になるとしています。
サービスには大手銀行だけでなく全国30以上の地方銀行なども参加し、手数料の水準は、各行で検討するとしていますが、大手銀行など、一部の銀行は手数料を無料にする方針です。
各行はサービスの導入で、手数料収入は減るものの、現金を管理する経費を削減できるとしていて、キャッシュレス決済の分野で新たなビジネスにつなげるねらいもあるとみられます。
将来的には、銀行からほかのスマホ決済のサービスへの送金も可能にしたいとしていて、サービスがどこまで普及するか注目されます。
-- NHK NEWS WEB