ドイツ北部のハノーバーで、世界最大級の情報通信に関する見本市が始まり、多くの日本企業が、製造業や医療現場などで活用される最新の技術を展示しています。
20日始まった、ことしの見本市には70か国から、およそ3000の企業・団体が参加していて、情報通信に関する、さまざまな技術を紹介しています。
見本市のパートナー国となった日本からは、これまでで最も多い118の企業と団体が出展し、このうち、茨城県つくば市に本社があるベンチャー企業は、脳からの信号を受け取って足や腕を動かすのを助ける医療用のロボットスーツを展示しています。
このロボットスーツは事故などで脳に障害が残り、体がまひした人のリハビリ用として、すでにドイツ国内の病院で利用されているということです。
また、NHKのコーナーでは、8K=スーパーハイビジョンで撮影した、青森ねぶた祭や、大相撲の映像が上映され、訪れた人たちは鮮やかで、立体感のある映像を楽しんでいました。8Kを初めて体験したという人たちは、「色がすばらしく、びっくりした」とか、「本当に技術が進んでいることがわかって、感動した」などと話していました。
見本市は24日まで開かれ、主催者側は5日間で、およそ20万人の来場者を見込んでいるということです。
-- NHK NEWS WEB