アメリカの娯楽大手、ウォルト・ディズニーは、傘下のスポーツ配信サービスなどを合わせたインターネット動画配信サービスの会員数が、2億2110万人になったと発表し、会員数で競合する動画配信大手、ネットフリックスを超えました。
ウォルト・ディズニーは10日、ことしの第3四半期の決算を発表したのに合わせて、インターネット動画配信サービスの会員数の状況を明らかにしました。
それによりますと、「ディズニー+」のほか、傘下の「Hulu」やスポーツ配信サービス「ESPN+」を合わせた動画配信サービスの会員数が、2億2110万人になり、競合する動画配信大手ネットフリックスの2億2067万人を超えました。
これは、人気がある作品を段階的に公開したほか、トルコやポーランドなど新しい地域で配信サービスを開始したことなどによるものです。
一方、ディズニーは、ことし12月から、アメリカで「ディズニー+」の料金を値上げする一方で、広告付きの割安のプランを提供する計画を示しました。
料金をめぐっては、ネットフリックスも来年初めに広告付きの割安のプランを始めるとしていて、記録的なインフレが続き、娯楽への出費を見直す消費者が増える中、会員の獲得競争が激しさを増しそうです。
-- NHK NEWS WEB