17日のニューヨーク株式市場はアメリカの個人消費の先行きに警戒が出たことや長期金利の上昇を手がかりに売り注文が増え、ダウ平均株価は6営業日ぶりに値下がりしました。
17日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて171ドル69セント安い3万3980ドル32セントと6営業日ぶりに値下がりしました。
この日、発表されたアメリカの小売り大手の業績が市場の予想を下回ったことや先月の小売業の売上高が前の月とほぼ横ばいの水準となったことで個人消費の先行きに警戒が出たことに加えて、長期金利の上昇を手がかりに売り注文が増え、ダウ平均株価は一時、前日に比べて300ドルを超える値下がりとなりました。
その後は、FRB=連邦準備制度理事会の先月の会合の議事録の公表を受けて金融が引き締められたあと、利上げのペースが緩む可能性があるとの受け止めが出て、下落幅が縮小しました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.2%の下落でした。
市場関係者は「ダウ平均株価は前日まで5営業日連続で上昇していたこともあって利益を確保しようという売り注文が増えた。 市場では今後の利上げのペースに関心が集まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB