たまねぎの価格高騰が続く中、生産量日本一の北海道北見市ではたまねぎを返礼品にしたふるさと納税への申し込みが急増しています。
北見市によりますと、特産のたまねぎを返礼品にしたふるさと納税の寄付件数は、ことし2月から先月中旬までに1万4531件と、去年の同じ時期のおよそ19倍となっています。
返礼品は、たまねぎの価格が高騰する前の水準で設定されていて、大手ポータルサイトでは、5500円の寄付で10キロ分のLサイズのたまねぎが届く返礼品などが人気を集めているということです。
ふるさと納税を担当する北見市地域振興課の木村哲也係長は「たまねぎの生産量が日本一ということで、私たちも誇りを持って全国に出しています。それが注目を浴びて、たくさん申し込んでもらえるのはうれしいことです」と話していました。
返礼品を生産している多くの農家では、来月、たまねぎを収穫し全国各地に向けて発送を始めます。
生産者の信田直哉さんは、肥料や燃料代などが値上がりしていることから、「適正な価格になって、消費者も生産者もお互いに、いい形になることを願っています」と話しています。
-- NHK NEWS WEB