週明けの22日の東京外国為替市場、アメリカで大幅な利上げが続くとの見方が再び強まり、円相場は小幅に値下がりしました。
午後5時時点の円相場は先週末と比べて17銭円安ドル高の1ドル=136円83銭~86銭でした。
一方、ユーロに対しては先週末と比べて99銭円高ユーロ安の1ユーロ=136円90銭~94銭でした。
また、ヨーロッパの景気の先行きへの懸念から、ユーロを売ってドルを買う動きが強まり、一時、およそ1か月ぶりに1ユーロの価値が1ドルを割り込むいわゆる「等価割れ」となりました。
午後5時時点では、ユーロはドルに対して1ユーロ=1.0004~05ドルでした。
市場関係者は「アメリカのFRBの高官からインフレを抑えるために大幅な利上げを続けることを示唆する発言が相次いだことでアメリカの長期金利が上昇し、円を売ってドルを買う動きが強まった。また、ユーロをめぐっては、ロシアの政府系ガス会社がドイツ向けの主要なパイプラインによる天然ガスの供給を一時停止することになったことなどを受けて、ヨーロッパの景気の先行きへの懸念が強まり、ユーロを売る動きが広がった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB