政府は新型コロナの水際対策をめぐり、観光目的の外国人の入国制限を緩和します。これまで添乗員付きのツアーに限定していましたが、添乗員がいない場合も認める方針です。
政府はことし6月、観光目的の外国人の入国受け入れを再開しましたが、すべての入国者にビザの取得を義務づけているほか、添乗員付きのツアーに限定し、政府が定めた感染対策のガイドラインを守るよう求めています。
再開から2か月余りがたちましたが、観光目的の入国者数は先月およそ7900人にとどまるなど、感染拡大前の水準を大幅に下回っています。
こうした中、政府は添乗員付きに限定しているツアーを、添乗員がいない場合も認める方針を固めました。
添乗員付きのツアーは行動の自由度が低いとして、個人旅行を好む欧米の観光客などが日本への旅行を敬遠する要因になっているという指摘が旅行会社などから出ていました。
ただ、引き続き個人旅行は認めず、ツアーを手配する旅行会社などがスケジュールを管理し、感染者が出た場合の対応などについても、ガイドラインを守るよう求めるとしています。
政府は、こうした制限の緩和を来月にも実施する方向です。
-- NHK NEWS WEB