イギリス政府は、新たなテロ対策として、中東などの6つの国の空港からイギリスへ向かう直行便を対象に、パソコンなどの電子機器の機内への持ち込みを制限すると発表し、同様の措置の導入を決めたアメリカと足並みをそろえる形となりました。
イギリス政府は21日、トルコ、サウジアラビア、レバノン、ヨルダン、エジプト、チュニジアの6つの国の空港からイギリスへ向かう直行便を対象に、パソコンなどの電子機器の機内への持ち込みを制限する措置を導入すると発表しました。
これに伴って、イギリス国内外の14の航空会社が影響を受け、対象となる便ではパソコンやタブレット端末など携帯電話よりも大きい電子機器は機内に持ち込むことができず、事前に預ける必要があるということです。
イギリス政府は「今回の措置によって、乗客や航空会社に混乱が生じるかもしれないが、私たちの最優先事項はイギリス国民の安全確保だ」としています。
同様の措置は、アメリカ政府もテロ対策の一環として導入を決めており、イギリス政府は「アメリカ政府と緊密に連絡を取り合ってきた」としていて、テロを未然に防ぐため、アメリカと足並みをそろえる形となりました。
-- NHK NEWS WEB