大阪の高槻市で養子縁組みをしていた女性を殺害したとして、生命保険会社の元社員が逮捕された事件で、事件の翌日に、元社員が女性が生きているように装って、メールを送信した疑いがあることがわかりました。
予約した日時に送信する機能を使って、女性のスマートフォンから送られていて、警察が詳しいいきさつを調べています。
生命保険会社の元社員、高井凜容疑者(28)は去年7月、大阪の高槻市の住宅で、養子縁組みをしていた高井直子さん(54)を、風呂の浴槽で溺れさせて殺害したなどとして、殺人などの疑いで逮捕されました。
警察が高井さんのスマートフォンを解析するなどした結果、事件の翌日に予約した日時に自動でメールを送信する機能を使って、凜容疑者宛てにメールが送られていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
さらに、メール送信が設定された日時を調べたところ、現場付近の防犯カメラの映像などから、容疑者が現場の住宅にいたとみられる時間帯と一致し、この時間帯にスマートフォンが操作された疑いがあるということです。
このため警察は容疑者が事件後、高井さんが生きているように装って、メールを送信した疑いがあるとみて、詳しいいきさつを調べています。
警察によりますと調べに対し容疑者は黙秘しているということです。
-- NHK NEWS WEB