大阪・高槻市で養子縁組みをした女性を殺害したとして逮捕された生命保険会社の元社員が、事件のあと、女性との養子縁組みを解消しようとしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。容疑者は女性の遺産およそ1億円を相続していて、警察は親族との間でトラブルにならないよう関係を断とうとした可能性もあるとみて調べています。
生命保険会社の元社員、高井凜容疑者（28）は、去年7月、大阪・高槻市の住宅で1人で暮らしていた高井直子さん（54）を風呂の浴槽で溺れさせて殺害したとして殺人などの疑いで逮捕されました。
2人は保険外交員と客として知り合い去年2月に養子縁組みをしたことがわかっていますが、その後の調べで女性が死亡したあと凜容疑者が、養子縁組みを解消しようとしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
解消するためには家庭裁判所の許可が必要で、裁判所で必要な手続きを進めていたということです。
事件後、凜容疑者は、女性の遺産、およそ1億円を相続していて、警察は親族との間で相続をめぐるトラブルにならないよう関係を断とうとした可能性もあるとみていきさつを調べています。
警察によりますと容疑者は調べに対し、黙秘しているということです。
-- NHK NEWS WEB
